
今の職場を辞めて転職しようか迷っている
上記の悩みを解決する記事です。

看護師8年目、転職4回の経験から解説していきます。
結論から言うと、看護師が今の職場を辞めて転職するかどうか悩んでいるなら、以下のポイントについて考えてみましょう。
・金をとるか時間を取るか
・今の職場の退職理由を明確にする
・転職=悪ではない
・転職に期待しすぎるな
・上を目指す転職なら今すぐに
また転職先を選ぶ時の注意点は以下の通りです。
・得意なこと、ストレスの少ない業務は何か
・譲れない条件を確認
・最低の給料を決める
・週休制度を確認
・手取り給料を計算
・働いている年齢層を確認
・休みの取りやすさを考えて
・キャリアアップの転職なら将来的な給料を確認
私の転職経験4回でわかったことを解説していきます。
それでは解説していきます。
看護師が転職するか悩んでいる時に考えるべきポイントはここだ!

看護師が転職するかどうか悩んでいるときに、考えるべきポイントは以下の通りです。
・金をとるか時間を取るか
・今の職場の退職理由を明確にする
・転職=悪ではない
・転職に期待しすぎるな
・上を目指す転職なら今すぐに
詳しく解説していきます。
金をとるか時間を取るか
看護師の中でも特に、新卒から働いている急性期病院から転職するときに絶対に考えてほしいポイントが、「金を取るか時間を取るか」です。
理由は看護師は両方をゲットできないからです。
転職4回の経験でわかったことが
・急性期病院が1番福利厚生が良いし、昇給も狙える
・介護施設などはプライベート充実するしある程度稼げるけど、看護師長のように年収700万以上を稼げないし仕事のやりがいはない
急性期病院は忙しいし給料割に合わないなと思うかもしれませんが、ボーナスは多いし福利厚生は充実、看護師長になれば年収700万以上を狙えることができます。
しかしのんびり働ける職場だとプライベートは充実しますが、将来的に大きく稼ぐことはできないし仕事のやりがいはないです。
全部を叶えられる職場はありません。
今よりもプライベートが充実して、今まで通りの福利厚生やボーナス、昇給を狙えるような職場は存在しないので、プライベートか給料のどちらをゲットしたいのか考えましょう。
今の職場の退職理由を明確にする
今の職場の退職理由を明確にしましょう。
理由は感情のままに辞めると後悔する可能性ががあるからです。
なぜ今の職場は続けられないの・嫌なのかはっきりさせましょう。
例えば
・人間関係が嫌
・給料が割に合わないのが嫌
・看護師自体がもう無理 など
退職理由がぼんやりして客観的にみても「それだったら辞めるわ」と納得のいく退職理由でないと、今の職場よりも改善したい部分がわからなくなり、目的の曖昧な転職になってしまい後悔する可能性があります。
今の職場の退職理由と客観的にみても納得のいく退職理由なのか、考えてみましょう。
転職=悪ではない
世の中には「転職=悪」という風潮がありますが、そうではありません。
理由は変化しているからです。
あなたの生活環境、病院の方針など、あなたが入職した時とは変わっています。
入職した時は良かったけど、状況が変わったためそれに合わせて転職するのは全く悪ではありません。
例えば5年前に買った服が体型が変わった、年齢的に着れない、流行じゃないという理由で、昔の服が着れなくなっちゃうのと同じです。
変化しているため、それに合わせていくので、転職=悪ではありません。
上を目指す転職なら今すぐに
看護師としてもっとレベルアップしたいための転職であれば、今すぐにでもしましょう。
理由は大きい病院ほど、中途採用に年齢制限があるし突然募集しなくなるからです。
レベルアップしたいなら、都会の大学病院や総合病院への転職をお考えだと思います。
有名な大学病院・総合病院への中途採用は、職場によって年齢制限があります。

私が中途採用で総合病院へ転職したときは、年齢制限35歳でした。
ある程度の臨床経験を経験を求められる職場もあるので、確認しておきましょう。
また有名病院は中途採用を突然来年はやらないと言う場合があります。
私が新卒で働いていた大学病院は、ある年から中途採用をやめました。
看護師が充足していると中途採用枠を無くしてしまうので、中途採用がある今のうちに転職することをおすすめします。
転職に期待しすぎるな
転職に対して大きく期待しすぎない方が良いです。
理由は転職をしてストレスフリーになるわけではないからです。
看護師で転職すると「今のストレスから解放される!嬉しい!」と言う気持ちになりますが、なぜか「もうストレスとは無関係の人生!」と勘違いしてしまいがちです。
結局仕事なんてできればやりたくないし、人間関係の問題も全くゼロなんてことはありません。
先ほど解説した「今の職場で問題になっていて退職理由となる部分が解決できてよかった」「ほかのストレスが増えずによかった」くらいの感覚で転職した方が、失敗が少なく転職後のギャップが少ないですよ。
おすすめの転職サイトは、下へジャンプ
看護師が転職先を決める時のポイント

看護師が転職先を決めるときのポイントは、以下の通りです。
・得意なこと、ストレスの少ない業務は何か
・譲れない条件を確認
・最低の給料を決める
・週休制度を確認
・手取り給料を計算
・働いている年齢層を確認
・休みの取りやすさを考えて
・キャリアアップの転職なら将来的な給料を確認
詳しく解説していきます。
得意なこと、ストレスの少ない業務は何か
転職先を決める時に考えて欲しいのが「自分の得意なこと、ストレスのなくできる業務はなにか」です。
理由は得意な事・ストレスなくできる業務の方が長く続けられるからです。
例えば
・処置系は苦手、高齢者と話をしているほうがいい
→介護施設、デイサービス
・認知症とか無理、処置系とか好き
→集中治療系、自分の興味のあるクリニック
実際に私は高齢者とゆっくり関わるのが苦手なのに、介護施設で働きましたがマジでつまらなかったです。
逆に処置系は好きなので、クリニックで働いたら介護施設よりも大変なのにストレスは少ないです。
自分の得意、ストレスの少ない職場で働いた方がストレスが少なく、長く働けますよ。
ゆずれない条件
ゆずれない条件を決めましょう。
理由は希望する条件だと沢山になってしまうので、ゆずれない部分だけを決めていったほうが判断しやすいからです。
例えば
・土日休み
・保育園のお迎えの関係上、9:00~16:00までしか無理
・残業はゼロ
・介護の仕事は嫌
・処置が多い方がいい など
上記のような、ゆずれない条件を決めておくと職場の判断に迷ったときに、基準があるので決断しやすいですよ。
ゆずれない条件は少ないほど選択肢が増えます。
これだけは!というものだけを上げてみましょう。
最低の給料を決める
どれくらいの給料がほしいのか決めておきましょう。
上をみたらキリがないです。
自分の生活を見直して、どれくらい稼ぐ必要があるのか考えて最低どれくらい給料がほしいのか決めましょう。
週休制度を確認
転職先の週休はどのような制度なのか、確認しておきましょう。
看護師求人でよく見る週休制度は3つあります。
・週休2日制
・完全週休2日制
・4週8休制
それぞれ解説していきます。
週休2日制
週2日制とは1ヶ月の中で、2日間休みのある週が最低1回あると言う制度です。
お気付きの通り、めちゃくちゃ少ない週休制度です。
週休2日制だと、1ヶ月が4週の場合2日間休みのある週が1回でほかの3週は1日休みと言う超過酷勤務もOKと言う勤務です。

でも実際は辛い勤務を組んでいる職場はないですが、人手不足になった場合は制度範囲内になってしまいます。
ただ、週休2日制をよく理解しておらず、毎週2日休みなのに週休2日と記載している求人もあるので、よく確認してみましょう。
完全週休2日制
完全週休2日制とは、1週間の中で絶対に2日間は休みがあると言う制度です。

公務員は完全週休2日制です。
休日制度の中で休みがしっかり確保できて、1番体が楽なので求人を探すときは「完全週休2日制」で探しましょう。
4週8休制
4週8休制とは、4週間の中に8回休みがあるという制度です。

一見するとすると完全週休2日制と休みの数は同じ!と思うかもしれませんが4週の中に8回休みがあれば良いので、3週間ぶっ続けで働いて8日間休みと言う勤務も可能です。
1週間に2回は絶対休む完全週休二日制よりも、確実に体はきついです。
また会社によって、祝日や夏季休暇をどう扱うかが違います。
4週8休でも祝日は休みとカウントしてくれるかどうかなど、年間休日数を確認することも大切です。
手取り給料を計算
気になる求人があったら総支給ではなく手取りの給料を計算しましょう。
理由は働き始めたら、働く前に計算していた給料と違ったと後悔する可能性があるからです。
求人票に載っている給料は総支給のため、ものすごく高く感じるかもしれません。
でも求人票に載っている給料から、社会保険料や税金が引かれるため実際は5〜7万くらい低くなってしまいます。

今働いている職場で総支給から引かれている分を、求人票に載っている給料にも引き算したものが転職した際にあなたの口座に振り込まれる給料です。
もらえるであろう給料の計算をミスしていると、「思っていたのと全然ちがう!」と生活レベルを下げないとダメな可能性があります。
特に結婚している・子供がいる状態での転職は給料の計算、さらにボーナスの計算を怠らないようにしましょう。
給料の詳細がわからない場合
求人票の中には「給料は問い合わせください」「経験年数に応じた給料」と言う場合もあります。
この求人に給料の詳細を聞かずに転職するのが、「思っていた給料より安い!」と後悔する可能性の高い求人です。
「自分の場合はどれくらいの給料がもらえるか」など情報収集してから、転職するかどうか考えましょう。
また問い合わせをしたら「実際に職場でお話しする」と言うパターンもあり、職場で転職を迫られることはよくあることで、訳もわからずOKの返事をしてしまいそうになります。
できる限り電話やメールで対応するなど、冷静な判断ができる状況で話を聞くことをオススメします。
転職サイトなら担当者が給料について、細かく聞いてくれるので「思っていたのとちがう!」と言う失敗も避けられるし、給料交渉もしてくれますよ。
働いている年齢層を確認
働いている年齢層を確認しておきましょう。
理由は長く働けるかが、わかるからです。
特にチェックしておく必要があるのは、中堅看護師がどれくらいいるかです。
中堅看護師は結婚、妊娠・出産、子育てとライフイベントがたくさんある年代です。
働きづらい職場だと「子育てしながらこの病院で働くのは無理」と感じ寿退社をする看護師や育休復帰後にすぐに退職してしまう看護師が多いです。

前に働いていた職場は新卒から3年目とベテランばかりで、中堅看護師が全然いませんでした。
もしあなたが結婚や子育てを控えているなら、中堅看護師が多くいる職場で働くことをオススメします。
また同じ年齢層がいる職場の方が、同世代で話もあうし考え方や感覚も似ているため働きやすいですよ。
長く働けるかどうかは人間関係の問題も大きいので、働いている年齢層はよく確認しておきましょう。
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休みの取りやすさを考えて
総合病院から転職するときは、休みの取りやすさを考慮しましょう。
理由は総合病院が1番休みを取りやすいからです。
総合病院は看護師がたくさんいるし、どこかの病棟で人手が足りなくなったら応援を呼ぶこともできます。
有休消化率もクリアしていかないとダメなので、「休みに対して良心的な上司」+「人手が豊富」があるため休みが取りやすいです。
小さい企業や人が少ない職場、個人経営のクリニックは総合病院と比べると休みづらいです。
子供が小さく突発的な休みが多い、希望休をできるだけ取りたいという場合は大きい企業への転職がオススメです。
キャリアアップの転職なら将来的な給料を確認
ここまで説明してきた
・週休制度を確認
・手取り給料を計算
・働いている年齢層を確認
・休みの取りやすさを考えて
に関しては、大きい病院からも少し楽に働きたいと言う看護師は絶対にチェックしておきたい項目ですが、これからステップアップしていきたい看護師は昇給額を優先的に確認してください。
昇格していって看護師長になったらどれくらいもらえるのか、認定看護師や専門看護師はどうかなどキャリアアップしやすい環境かどうかはよく確認しておきましょう。
私は都会と地方の総合病院で働いた経験がありますが、都会の総合病院の看護師長は年収1000万で、地方は800万くらいでした。
どちらも仕事量は大きく変わりありません。
また専門看護師や認定看護師になるときの、手当や大学院に行っているときの給料、病院側が大学のお金を負担してくれるかなど、働く場所によって対応が大きく違います。
キャリアアップの転職であれば、昇給額が高い・専門看護師や認定看護師になりやすい職場を選びましょう。
看護師が転職するメリット

看護師として転職してみて、感じたメリットは以下の通りです。
・人間関係を一掃
・新しい知識、技術を得るチャンスあり
・今の職場へ思う不満が解決する
詳しく解説していきます。
人間関係を一掃
看護師が転職すると、今の人間関係を一掃できます。
例えばめんどくさいお局のご機嫌を伺う必要もなくなるし、お局一歩手前みたいな中堅看護師に理不尽に詰められることもないし、コミュニケーションが苦手な医師に気を遣いながら話しかける必要もありません。
こんな大きいメリットはないですよね。
嫌いな人や苦手な人に関わらなくてよくなるだけで、ストレスがグッと減りますよ。
新しい知識、技術を得るチャンスあり
看護師が転職することで、新しい知識と技術を得ることができます。
理由は職場によってルールや雰囲気が違うからです。
例えば
・退院支援に力を入れている病棟
・退院支援よりも急性期の看護に力を入れている病棟
・せん妄や不穏に対して専門的に対応している病棟 など
病棟や職場によってルールや雰囲気が違い、同じ診療科の部署でも職場が違うことで学ぶことは多くあります。
看護師として知識を深めておくことで、私のように「当時の彼女に子供ができて一緒に地元に帰らないといけない!」など働き方を変えざるおえない時でも、ある程度の看護技術に対して自信があれば、どんなところでも働けるので乗り越えることができます。
看護師が転職して新しいことを学んでおくことは、非常に重要です。
今の職場へ思う不満が解決する
看護師が転職することで、今の職場への不満を解決することができます。
例えば
・残業が多くてプライベートが少ない
・休みが少ない
・給料が低い
・残業代が出ない
・人間関係が嫌 など
上記の中でも、特に給料が低いと悩んでいるなら転職すべきです。
給料は生活に関わるので、転職して良かった!強く思えますよ。
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看護師が転職するデメリット

看護師が転職するデメリットは、「前の職場が良かったと後悔する可能性」があることです。
理由は転職したことで新しい問題が発生する可能性があるからです。
例えば人間関係は問題ないけど給料が低いから転職した場合に、前職よりも給料は上がりますが人間関係の問題で悩んでしまう可能性があります。
前職のデメリットよりも転職先のデメリットの方が上回ってしまい、後悔するのが最悪のケースです。
上記のような失敗をできるだけ避けるには、情報収集が必要です。
先ほど解説した転職するときに確認すべきポイントを、細かく確認すればするほど転職したときのイメージが鮮明にできて、入職前と後でのギャップが少なくなり転職の失敗が減ります。
おすすめの看護師転職サイト

転職4回して利用した中でおすすめしたい転職サイトは、以下の通りです。
・レバウェル看護
・ジョブメドレー
・美ナース
詳しく解説していきます。
レバウェル看護
レバウェル看護が、転職サイトを利用しようと迷っているなら一番先に登録すべきです。

車業界でいうトヨタです。
レバウェル看護がおすすめな理由は以下の通りです。
・永年無料
・googleの口コミが転職サイトの中で一番良い
・求人数が転職サイトの中で一番多い
・非公開求人も多数
・相談のしやすさ、連絡のしやすさで顧客満足度1位
・求人の内部情報を調査している
レバウェル看護を利用すれば、働かなきゃ分からない情報を知ることが出来ます。
ジョブメドレー
ジョブメドレーは、転職活動で何か始めたいけど担当者とのやりとりとかはしたくない!自分のペースで求人を探したい人におすすめです。
ジョブメドレーのおすすめポイントは
・永年無料
・担当者がいないから電話のやりとりがない
・企業側からスカウトが来る
ジョブメドレーは担当者がいない分、求人紹介や情報提供などの転サポート・非公開求人はないです。
ジョブメドレーに登録すれば、転職活動の第一歩目を踏み出すことが出来ますよ。
美ナース
美容クリニックへの転職を考えているなら、美ナースは絶対に利用した方が良いです。
理由は以下の通りです。
・湘南美容外科グループが運営
・元美容クリニックスタッフが転職をサポート
・美ナースでしか申し込みできない現場見学会、座談会に参加できる
美ナースに登録すれば、美容クリニックの転職への不安がグッと減りますよ。
看護師の転職は勢いと慎重さのバランスよく
今回の記事では、看護師が転職する時にどうすれば良いか解説しました。
考えるべきことは、以下の通りです。
・金をとるか時間を取るか
・今の職場の退職理由を明確にする
・転職=悪ではない
・転職に期待しすぎるな
・上を目指す転職なら今すぐに
また転職先を選ぶ時の注意点は以下の通りです。
・得意なこと、ストレスの少ない業務は何か
・譲れない条件を確認
・最低の給料を決める
・週休制度を確認
・手取り給料を計算
・働いている年齢層を確認
・休みの取りやすさを考えて
・キャリアアップの転職なら将来的な給料を確認
転職サイトなどを利用して、自分の理想の職場とどれくらい近いのか、十分に考えてみましょう。
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